魔法使いの弟子

その昔、私は魔法使いだったことがある。
今から10年程前。動かなくなったおもちゃにこっそり電池を入れ替えて、『ママが魔法で直してあげる。チチンプイプイのプイ!』とスイッチを入れる。当時2-3歳の僕ちゃんは目を大きく見開いてそれはもう大喜びで、ママを魔法使いだと信じていた。

ある日電車で出かけたときに窓に反射する日光があまりにまぶしくて、『ママ、お外の電気消して』と言った僕ちゃん。2歳半くらいだったかな。。ママの魔法の力については出来ないことは、ママはまだ魔法使いの弟子だから(さだまさしの歌にありましたね)そんなことは出来ないと逃げたりしていた。

とーっても大事だったおもちゃが本当に壊れた時は、大泣きで『魔法で直して』と頼まれ、自業自得、とーっても苦しい言い訳をした。
『あのね、それを直すことは今のママには無理なの。その魔法はとーっても難しくてね、遠い遠いところへながーい間行かなくちゃ行けなくてね。そしたら僕ちゃんにママ、会えないよ。沢山沢山、ママと寝んね出来ないんだよ。ママ、そんなの寂しい。。』

僕ちゃんはそれでも直して欲しい気持ちと、ママがいなくなるかも知れないことにかなり混乱して暫く泣いていた。それ以来、私は魔法使いの弟子を返上した。

修行を積むほど忍耐強くも、根性もないが、本当に、魔法使いだったらなぁ~~~と思うことがある。あのまま弟子を続けていればサリーちゃんや、魔女っ子メグちゃんにはもうなれないけど、奥様は魔女くらいならなれたかも。

ママを魔法使いだと信じていた僕ちゃんも、今やサンタクロースも半信半疑で、というか、信じていたいけど、本当はいないんだよね。。。という心境らしい。時は流れ、子供も育つ。。か。

今日は初めて夜のクラスメートのバースディパーティに行った。ふーん、夜ね~~。
親のほうがちょっと不安。しっかり主催者の親さんはどんな人か確かめる。(万一、親がドラッギーだったりしたら困るから)送っていけば、女の子もいっぱいの(しかもドレスアップ済み)パーティ。こんなパーティーは、僕ちゃんはじめて。女の子とは裏腹に男の子は至って普通の格好。アンバランスな時期に突入の兆し。

ママは魔法の眼鏡で覗き見したい心境も少しあるが、まだまだ、小さくてシャイな僕ちゃん。心配は、もうちょっと先にすることにしよう。
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by sonnenblumensan | 2006-11-25 20:23 | 子育て
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