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齢、アラフィフ

子供も成人し、そろそろリタイア・・・なんて、そうは問屋が卸しません。
ここオーストラリアでは2035年から年金を受け取れるのは70歳からです。
しっかりわたしも70歳から、、ということはエーあと20年(以上)も働くのー!?

働けたら働けばいいとは思いますが、さすがに60歳を過ぎてフルタイムでヒールはいて電車通勤というのは避けたいかな。。
うん65歳でリタイアしていたい。。

健康で働く場所があって、しかも仕事が楽しければ言うことありませんねー。

私は去年、潰瘍性大腸炎を患い、何年も前から甲状腺機能低下症を患い。
アレルギー反応で発疹が出るときもあり、最近はいよいよ更年期か、動悸があったり、立ちくらみがしたり。。

ちょとぉー。私、スーパー元気なはずなんですけど?

お誕生の月に、鼻の上にあるしみが赤くなったのを気にしてGPで診察してもらえば皮膚がんの疑いがあるので、、と専門医への紹介状が出され
専門医に連絡すれば普通はすぐに予約は難しいのに明日キャンセルがでたからどうですか?と言われ、こんな風に段取りよく行くということは早く診てもらえという神様からの思し召しと思い、早速診察してもらいました。
結局、専門医も疑わしいので細胞診検査しまししょうということで、鼻の度真ん中に1ミリ四方の穴があき。。アー一生この傷、残るかもーと凹み、癌だったらどうしようと凹み。。結局は癌でなくてよかったのですが。。。

まあ、半世紀近く生きていれば何かしらありますわ。。

で、潰瘍性大腸炎の薬漬けになるのがいやで、ハリ治療始めました。
もう、免疫おちまくり、肌にハリもなく、ひどい状態だったようです。日本人で東洋ハリをしてくださる CHU DOさんのところでお世話になりました。
そんな話をしているうち、元同僚のパートナーの方(オージーです)が中国ハリ、漢方薬の医者になる学校に行っていらして、スチューデントクリニックなら安いというとで、そちらも通い始めました。

漢方薬も処方してもらって、早速飲みたくなかった薬は勝手にやめましたが、調子いいです。

日本人のボディワーカーやナチュロパスの人が結構メルボルンにはいらして、本当に助かります!

すでに人生の折り返し地点を越えたと思うので、これからは本当に御身大事にケアしていこうと思います。

多分、大事なのは自分の気持ちや身体からのサインを無視しないこと。ちゃんと聞いてあげましょうね。


# by sonnenblumensan | 2015-07-07 21:14 | 健康

ひと段落-お久しぶりでーす

あれ?っという間にはや文月。
9ヶ月もブログ放置ちてました。。

だってね。10月に娘が高校を卒業して。運転免許もとって。18歳にはなったし、大人だし。子育て、終わった?って思ったんですよねー。

で、多分、ほぼほぼ終わったと思う。

娘は行きたかったアートスクールにオーディションで受からず、某大学の国際学科に進学しました。女子大生、ですね。日本語も専攻しております。

舞台はドラマスクールに引き続き通い、出演したテレビドラマシリーズが今度は映画化されるというので、撮影も始まりました。パン屋とKmartと言う量販店のアルバイトを掛け持ちし、ドラマスクールの舞台が2週間、毎日続き、朝は7時からアルバイト、夜は10まで舞台と言う日々が続き、とうとう、風邪をこじらせました。

パン屋のアルバイトの代わりの子はいるけど、舞台のソロ、や映画の役は代役はいません。パン屋を休んで舞台に備えるように。パン屋を休んで映画のリハーサルに行くように言っても、私が休むと代わりがいないからとがんばってしまう娘。

結果は風邪で、舞台に穴はあけなかったものの、38度の熱でも舞台に立ちました。
仕事に責任を持つのは大切なことですが、パン屋を熱で休んだ場合リプレイスするのはオーナーの責任であり、仕事です。人が急に一人かけても回すのが責任者です。

娘には、物事には優先順位があり、出来ない、行けない、その日の仕事を引き受けない。断ることも彼女の責任だと言うことを伝えました。
誰だって風邪も引けば病気にもなり、休むことだってある。それをカバーしあうのがチームワークだし、休んだ人を責める職場というのは成熟していない人の集まりだと思うわけです。
日本の友人も同じように、熱だ出て休むと怒られる。。なんて言っていましたが。。
私が銀行員だったときまさにそれでしたが。。
日本の社会のなりたちって人の権利を尊重しない。そんな幼さがずーっといまも残ってる気がします。良かった日本にいなくてと思うのはそういう時。
恨みつらみで話をしない、建設的に権利を主張でき、受け入れられる、そんな社会の風土が育てばいいなあと思います。
誰かが、NOという。おかしいという。オンブズマンでも何でも動かす。行動しないと、多分変わりませんよね。
そういうと出る杭はうたれ、自己中とか変な言いがかりをつけられる。言われたとおりにやっていれば問題のない会社員。我慢すればなんとかなる。。なんてね。鬱になっていく。。
あーあ。。自己中とは違う、成熟した社会を味わえる日本になって欲しいなあと思います。

話はそれましたが、娘は急成長中。。と言う感じがします。嬉しい限りです。

息子も大学4年になり、就活?をはじめました。スーツ着て、面接に行く姿に感動を覚えます。(笑)

もう何年も子供たちに朝起こしてなんて頼まれたことはありません。二人とも朝7時からのバイトのときは母より早く起きて勝手に行きます。

これだから、子育てほぼ終わりなんだなーって楽してます。ありがたいことで、嬉しいことです。

フルタイムの前は働きながら、子育てをただひたすら一生懸命にやってきたことが、後悔ももちろんあるけど、ここにきて、コレでよかったんじゃないかなー。多分と思えて幸せです。子育てひと段落。

次は二人が家を出て自立すること。

そしてそれでまさに子育ては終わりそうです。
# by sonnenblumensan | 2015-06-30 20:16 | 子育て

残念な日本

9月、1年ぶりの里帰りを果たしました。
Jet Starの成田ーメルボルンの就航で、とってもお得な値段がでたので、会社や家族に有無を言わさず、さっさと買って、事後報告。
といっても、仕事は自分次第なので大丈夫なことは目に見えていたし、実際、誰の手を煩わすこともなかったようです。
年20日頂く有休は、全部消化しているわけじゃないけど、それは私の都合でしていないだけのことであって、仕事に穴が空かなければ何の躊躇もなく、休めます。
日系企業ですが、現地法人ですから、基本権利は守られていますし、私よりも上司たちが自由奔放なので、とても楽をしています。杓子定規ではなく、Practicalです。
ありがたいことです。

家のほうが娘の撮影の仕事や、学校や、試験や、、、で大変そうだけど、チケット取った時はダーリンがいるからいいわーと思って気軽にでも、短めの一人旅にしました。
結果的にはダーリンにも日本への出張がはいり、子どもたちだけで1週間過ごすことになりましたけど。

日本にいた時は日本の息が詰まりそうな社会に、杓子定規的な人の多さ、長いものに巻かれ、出る杭は打たれ、とにかく人と違うことをひたすら恐れなければならないような社会に、辟易していました。
反対にこちらに来れば、そういう民族性だから、きちんと電車は来るし、宅急便も時間指定ができるし、ずるをする人が少ないというか(村八分にならないようお互いを監視していると言うか)勤勉は素晴らしい!!と改めて思いました。
幸か不幸かのデフレで美味しいものが安く食べられ、生活費も安くて、インフレの激しいオーストラリアの足らないところが日に日に大きくなっていきました。。

私は日本の食文化、着物など衣服の文化、昔の田舎の暮らし、歴史、田園の風景、都会の風景など独特の文化や風景に強く郷愁の念があるので、日本に帰るとなると、いつも手を出しすぎて中途半端で終わって後ろ髪を引かれています。
それに、こだわりの物づくりの美しい工芸品や、アイデア商品など、マテリアル的なものでは刺激され続けます。
そういえば子供たちが小さくて専業主婦だったころ、買い物中毒、本中毒になりかけてました・・
日本にいても、オーストラリアにいても批判的に足りないことや無いことを見てしまう私ですが、反対にどちらにも魅力はあって。いいところにフォーカスできる人はどこへ行っても幸せに暮らせるのだと思います。

要は、無いものに”執着しない”ことが大切なのだなあと思うわけです。

日本は何でもそろっていて、コンビニのおにぎりも美味しいし、安くていい!!とはよく聞きますが。確かに100円ショップに始まり、量販店の衣服など、バーゲン品がこちらに比べれば断然多いと思います。でもコンビニのおにぎりは最初の一口は美味しいけど、あとはやっぱりそうでもないし、添加物だらけだし、サイゼリアのチープなワインはチープな味だし。やっぱり日本でも "you get what you pay for" なのです。

でも、ランチのお弁当が2千円とか、焼肉食べて3千円とか、やっぱり、安くて美味しいものは一杯で。私の日本での幸福感はほとんど食べ物のおかげなのです。
旨い日本酒に酒の肴、大切な人たち。私に必要なのはこれだけ!といつも思えて、後ろ髪を思い切り引かれながら、あーン!もっと日本にいたいよーと泣きながら帰ってくるのです。

が、こちらへ帰ると、別の安心感が。。
思うに、権利が守られていることや、社会的な成熟による自由さからくるのだと思います。

上司が残るから残業とか、残業を強いられているのに残業代がでないとか。産休や育児休暇や有給休暇が取りづらいなんて、基本的な人権が守られていれば、お互い様で、自分の権利も相手の権利も守られて当然なのです。しかも社則にもなっているのに、名ばかりで取れないとか。仕事ができないと言われるとか。

パワハラや、モラハラはこちらにもありますが、有休があるのにとれないなんていうのは聞いたことがないし、みんな自分のために働いているので会社の奴隷ではないわけです。そういう平たく言えば人権に対する意識が圧倒的に足りないのが日本の社会に思えます。とても残念な日本です。
我慢して仕事をする人はどちらの国にも一杯います。でも基本的なところを法によって守られているので、有休が取れないなんて会社はすぐに訴訟です。
我慢してはたらいて、一生懸命遊ぶ人も多いこの国。勿論仕事人間だっていますが。

日本のお互いを思いやり、電車の奥までつめるとか、列にきちんと並ぶとか、そんな配慮を会社でもお互いが休めるように配慮すればいいのに。。と思います。
こっちでは電車がいくら混んでいても人は他の人などかまわず自分の立ちたいところに立つし、ごみは、道路に捨てるし、日本の爪の垢でも煎じて飲んでもらって、その超個人主義に他者への配慮も加えようよーーと言いたくなることもあります。

隣の芝は青く見えるだけなのかしら・・・


・あなた自身を大切にするように私も大切に扱ってください。
・私を大切にしてるので貴方も大切にしてあげます。

後者のほうが強い感じがしますね




# by sonnenblumensan | 2014-10-24 21:47 | 郷愁

I Dreamed a Dream

去年の5月に膵臓癌の末期宣告を受けたお友達のヘレン。

癌と闘うということに書きましたが、小さな子どもたちを残して死ねない!と、とてもポジティブに、闘っておられました。
私も出来ることはしようと高額の治療費の募金集めのお手伝いをしたり、しましたが。
力尽きたと言う言葉が、そのまま、当てはまるように、静かに息を引きとられました。
最期の体重は25キロほどだったとか。壮絶に癌と闘い続けた彼女に、安らかに眠って欲しい・・そんな思いしか見当たりません。。

お葬式ではなくてヘレンの生を祝う会、に行って来ました。
それでもやっぱり、穏やかさの中に深い悲しみが漂って、小さな子どもたちをみると胸が張り裂けそうになりました。
ご主人は微笑み浮かべ、やっと安らかになった妻への言葉を述べられていましたが、、後に残されるものは残されるもので悲しみの深さは計り知れず、
逝った人はどんなに心残りがあっただろうか。。と思ってしまいます。
それでも、死を覚悟していた彼女の微笑んだ写真は病状が見て取れるほど、痩せているのだけれど、美しく、力強かった。。心から、安らかにーーとお祈りします。

彼女の場合は生きることが夢になって、夢が破れてしまったのだけれど。
夢がある人は素敵だとつくづく思います。
夢って見るものだし、それを追いかける、そんな冒険が出来る人は本当に輝ける人だと思うのです。
夢が破れた時を思うと怖くて何も出来ないより、追いかけなくて後悔するより、だめもとで突っ込んでいける、それが若さでもあり、強さでもあり。
夢は若者だけのものでもありません。ちょっと古いですがスーザン ボイル が I Dreamed a Dream を歌って世界を魅了したのは感動ものでした。
彼女はその時47歳。

娘も舞台女優になりたいなんて大きな夢を持っていますが、応援だけはしています。取り立ててなにもしてないけど、無理とか、やめろとかは言いません。
追ってる娘がいじらしいし、やっぱり生き生きしてるから。好きなことは簡単にあきらめて欲しくない。
夢を見られるだけでもすごいと思うし、それを口に出せるのはまた、勇気あることだと思うから。
反対にちょっとやそっとでへこたれたり、投げ出したりするのならちょっとがっかりです。

誰にも明日生きる保障はない。そして人生は短いかもしれない。。
過去を悔やんだり、将来を不安に思ったり、過去や未来に飛ぶ必要はなくて、今を精一杯生きること。
今、目の前にあることを出し惜しみせず、全力ですることが、明日につながり、悔いを残さないのだとつくづく思います。
夢と言う立派な夢が無くとも。100%生きる。それが私たちにもできることじゃないかな・・

夢を追う人は美しい。。



# by sonnenblumensan | 2014-10-06 21:23 | 徒然

子どもたちが成人した!

この8月、誕生日が同じ息子と娘はそれぞれ21歳と18歳になりました。
18歳と言えば 選挙権も有り、お酒も呑めるようになり、車の運転免許も取れるようになり、ま、成人になります。
こちらでは 伝統的に大きなお祝いは21歳でします。18歳は一応成人しかも、高校最後の年とあってパーティをする人が多いです。

真夏に産まれた子どもたちの誕生日は、こちらでは真冬になりました。

家族の中でいつの間にやら一番小さくなった私に、ママってこんなに小さかったっけ?と口々に言う子どもたち。いや、大人ですね、もう。
法律上は。。。中味は、はい、しっかり子どもです。

でも、それなりに視野も広くなってきたし、(まだまだではあるけど)年老いてきた母を労わるようにもなったし。。
小さくて可愛くて、いつも私を探しに来た子どもたちが、今では呼んでも返事もしなかったりって、寂しくもあるけど(少々)
2人とも、成人したって、なんだか感無量!!
息子は大学の勉強がいそがしすぎて、(彼曰く)夜遅くまで大学の図書館で勉強している(日もある。)のでアルバイトが週2回しか出来なくて家を出たくても出られません。中学生のバスケのチームのコーチをボランティアでしていて、それも楽しそうです。教えることで学ぶことが沢山あるようで、よかよか。

娘は受験生の真っ只中に加えて、去年働いた、ドラマの収録もあり、超多忙で、家のことなんてなんにもしないし、(洗濯物をたたむだけ!)鍵は忘れるし、息子は財布をなくすし。。で心配なことばかり。きりがありません。
あ、因みに鍵も財布も見つかりました。財布は大学でなくしたけど、運よく戻ってきました。ちょっと感激。

最近は息子がピアノを弾いて娘がウクレレで伴奏して、2人でハモッって、歌うことも多く、それを聞くのが結構好きです。

私の子育てはある意味一心不乱。他方で手抜き三昧。だったかなー。もっとやってあげたいことはあったけど、出来なかったのは仕方なしとして。
健康ですくすく育ってくれて、この上ない幸せ。

大変だったことも勿論あるけど、何にも変え難い子育ての貴重な時間、お与えとして頂けたのは幸運としか言いようがありません。

成人した大人として、新たに関係を築いていけるよう、子育ての形も変わっていく時になりました。



# by sonnenblumensan | 2014-08-27 20:55 | 子育て