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8月の鯨

8月になった。

8月になるとうっすらと覚えてる、『8月の鯨』という邦題の映画を思い出す。
年老いた姉妹の淡々とした日常と過去を綴ったもののように記憶しているが、なんとなくジーンときて泣けてくる、風景がきれいな叙情的な映画だった。もう、20年も前の話だ。

8月は子供たちの誕生日も控えていて、気分は少し慌しい。早速、昨日はショッピングセンターに誕生日のプレゼントや、僕ちゃんのスキーキャンプに要るものなどを探しに行った。

ハニーちゃんを学校へ送って、ガソリンを入れて(火曜日の午後から水曜日の午前中が一番ガソリンが安い)9時には近所の大型ショッピングセンターに着いた。

ショッピングセンターの中はストロラーを押した人が多かった。ヤンママから、孫のお守りのお年寄りまで、年代はいろいろだが、子供はまだ赤ちゃんから上は4歳くらいまでがほとんどだ。
あっちで子供の泣き声が、こっちで子供の叫び声が。。
公園も今はちょっと寒くて、それならショッピングセンターの子供の遊具が置いてある場所で遊ばせて、買い物して、お昼には家に帰って、あとはお昼寝させよう~って言うプランなんだろうな、きっと。私にも覚えがある。

いろいろ段取りを立てても、そのとおりに行かないのが子育てで。途中でお漏らししたり、ジュースを頭からかぶって、急遽、家に帰らなければならなかったりするし。大変だったなぁ~。

でも、このころの子供って、欲しいものがまっすぐで。欲しい物を手に入れるまで、泣いたり、喚いたりするけど、手に入れると、それはもう、屈託のない満円の笑みで、見ているほうも幸せな気持ちになる。

子供が『ママ~』と笑顔で飛び込んで来たときの可愛らしさは、やはりこの時期の大変さに見合った幸せなのだろうと思う。
子供たちも子供たちでママの笑顔を見ようと、けなげなこともする。純粋な可愛らしさは胸を打つ。

今は今で、今なりの楽しさもあるし可愛さもある。体力的にはかなり楽になったものの、大きくなればなったでそれに見合った、戸惑いや悩みはある。子供たちの欲しいものも複雑になっていく。

欲しいものを目指して泣き喚いたときのように、欲しいものが明確になっていると、手に入れやすいことを子供たちには話している。将来の夢も然りだと。

子供に限らず、何をしたいか、どうなりたいかを老後も含めて考えておかなくちゃ。
日々、悪戯に時だけが流れてしまわないように。幼いころからの記憶はあっという間に年を取った時間の流れの速さを痛感させる。

8月の鯨はそんな老女のそれでも色々有った人生を描いていたような気がする。。

感心なことに、ハニーちゃんはしっかりWish List を作成済みだった・・・
by sonnenblumensan | 2007-08-02 09:50 | 徒然
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